いけばなは、人間を成長させる。

やはり日本文化の師匠たちは偉大です!

私は、小原流いけばなで家元が校長を務める教室に通っているので、
家元の弟子ということになるのですが、教わるのは、毎回家元というわけではなく、多くは超一流の他の先生に教わっています。
今日は、その先生方に、教室運営の疑問点などについて
相談させていただきました。

「ワークショップだけなんてダメよ」
…え、そうですか。。それはなぜ…?

いけばなでは、弟子を育てることを通じて、自分も成長できる。
けれどもワークショップだけでは、そこにつながらない、ということです。

確かに、「道」がつく日本文化は、単なる技術の向上ではなく、
日常の所作も含めた人格形成や人間的な成長が重んじられてきました。
私は、本格的にいけばなをやりたいと考える生徒さんには、
教室を紹介することは考えていましたが、それは、
私自身の成長について考えられていないというご指摘です。

そして、教えることの苦労とともにその醍醐味について
いろいろ語ってくださりました。

加えて、私がワークショップで教えて、いけばなをやってみたい、
と思った人は、やはり木村という人間に対して、
何か感じることがあったのだから、簡単に他の教室に通うとは限らない。
目の前のこの先生だからこそやりたいと思った人がいて、
それで終わりというのはないのではないか…と。

おっしゃるとおりです。
私はこういう師匠たちが好きだから、いけばなを続けられているし、
いけばなという文化が好きなのだと改めて思いました。

希望があれば自分でも教えられるように、そして自分自身も
しっかり成長していきます。

今日のお稽古

ちなみに今日は、花瓶に花をいけました。

花材は、石化柳、ダリア、孔雀草です。
深みのある赤とピンク系の紫が秋を感じさせる取り合わせです。
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