お花屋さんが一年で一番忙しい日「母の日」。2023年は5月14日(日)です。最近では、さまざまな色や形のカーネーションのほか、アジサイやバラのお花を使ったアレンジメントや、お菓子とのセット商品などもあって華やかです。お母さんの笑顔を思い浮かべながら選ぶのもまた、楽しいですね。
私の所属する小原流では、日本に昔からある和花だけでなく、輸入花である洋花を使った作品づくりもします。今回は、5種類の花でつくる「5種挿し」。花の彩りと形の組み合わせを大切にする生け方です。
(左から)ドラセナコンパクタ、ビバーナム、カーネーション、アルケミラモリス、ホワイトスター。形は盛花直立型というベーシックなものですが、花の選び方やいけ方によっては、少し洋風のアレンジメントにも通じるものがあります。ソファのあるリビングにも飾りやすい花です。離れて暮らす母親を思い、季節感を取り入れる意味で自分の家にも飾ってもいいですね。
ちなみに、私はいけばなや花瓶に飾った後の短くなった花は、バスケットに挿してダイニングテーブルなどに飾ったりもします。ほぼ花首だけとなった短い花にはむしろピッタリ。弱ったら部分的に差し替えるだけで、気軽に、最後までお花を楽しめます。花の組み合わせの発見もあってオススメですよ。