2024年8月7日は二十四節気のひとつ「立秋」です。
暑さが折り返し地点を迎え、少しずつ秋の気配が漂い始める頃…をいいますが、実際にはまだまだ夏の最中。それでも、この立秋以降に出すお手紙は「残暑お見舞い」といい、ご挨拶には「残暑厳しき折」と記します。
猛暑日が続き、台風の襲来もあるこの時期、秋には程遠い気候のように思います。ですが、早く涼しくなってほしいという期待も込めて、身近な秋の気配をあえて探してみるのも悪くありません。まだ青い薄が少しずつ茶色に変わっていくのを眺めたり、リンドウや菊の花に秋を思ってみたり、トンボの姿にハッとさせられる…なんていうこともあります。また、楽しいお盆休みを過ごして、夏を惜しむのも良いでしょう。
心の中に「秋」が生まれる時期というのが、現代の「立秋」の解釈には合っているのかもしれませんね。