2024年2月4日(日)は、立春(りっしゅん)。立春は、冬至と春分の中間地点にあたり、春の始まりとされる日です。二十四節気においては、これから1年の始まりでもあります。
植物でいえば、梅の花が咲き始めるのがこの頃。梅は、「花の兄」「春告草」とも呼ばれ、古くから日本人に愛されてきました。関東では、水戸・偕楽園や小田原・曽我梅林、湯河原梅林(幕山公園)などが梅の名所といわれています。初々しい花と力強い枝の梅の木を、今年も見に行きたいな。身近なところでは、東京・湯島天神の梅まつりもいいですね。
「寒中見舞い」を出しそびれてしまった人は、「余寒見舞い」と記して出すことができます。寒さの余韻が残る…というと、少しは暖かくなりそうなものですが、実際には、まだまだ寒い時期。体をいたわる一言がいいですね。「初春」「早春」「春めく」「春浅し」など、ゆっくりと春に向かっていく周囲の様子を味わいながら、それに合った表現を探すのも楽しそう。
ちなみに「春一番」は、立春から春分の日の間で、その年に初めて吹く南寄りの強い風をいいますが、思わぬ突風が災害につながりやすい側面も。心に留めておきたいですね。