2024年8月22日からは、二十四節気のひとつ「処暑(しょしょ)」です。
暑さは残るものの、時々涼しい風が通ったり朝夕は過ごしやすい日もある、と言われています。さて、今年の気候はどうでしょう? 線状降水帯や連日35℃を超える猛暑日など、温暖化の影響を受けて、気候がつかみにくくなっています。

それらがダイレクトに表れるのが家庭の食卓。今年は「米不足」で、お盆の時期にスーパーの店頭からお米が姿を消しました。稲の穂の実り具体が気になるところです。またフルーツでは、メロンが早々に姿を消し、甘いシャインマスカットや大きな桃を長く味わうことができました。夏でも脂ののったカツオに舌鼓を打つ一方で、サンマの水揚げはどうでしょうか? 

植物に目を移すと、近年の猛暑で葉が焼かれて、生け花の花材にも影響が出ています。また、山間部における熊の出没が原因で、枝物と呼ばれる樹木の花材の入手が難しくなりました。とはいえ、秋には花展も各地で開催され、多くの人の目を楽しませてくれるでしょう。今から楽しみです。