プロフィール
木村 理沙(きむら りさ)
華道家 兼 編集者・ライター。1977年生まれ。筑波大学 第一学群社会学類 卒業。
2000年4月、総合出版社へ入社。ビジネス雑誌編集長を経て、2006年4月に複合サービス企業へ転職。16年間に渡り、本社組織で店舗運営や広報を軸とした企画業務に携わる。2022年10月末に退職。
いけばな小原流 二級家元脇教授、教授者資格保有。
いけばな教室開講への思い
20代のころ、自分自身が仕事に追われるなかで、ふと、リフレッシュできる時間が欲しいと思い習い始めたのが、「いけばな」でした。お稽古はいつも、疲弊した心を癒し、明日への活力の源となりました。
どんな習い事も、大人になって続けるのは容易ではありません。私自身、途中で、転職したり昇進したり、仕事で大きなプロジェクトに参画したりして、通うための時間が作れなくなり、長期にわたってお休みせざるを得ない時期が、一度ならずありました。それでも、復帰のたびに寛容に受け入れられ、続けることができました。
だからこそ、いつか、私も習う人の生活に寄り添ういけばな教室を開きたいと考えるようになりました。今の私には不足することだらけで、すぐには開講できそうもありません。けれど、忙しい人の暮らしに寄り添う教室運営を通じて、心の潤いと明日への活力を与えたい。そして、日本独自の素晴らしい文化であるいけばなが、もっと気軽に、生活の中に取り入れられるようになることを心から願い、現在、準備を進めています。もし、ご共感いただける方がいましたら、お気軽にご連絡ください。
シキノハナの理念
一人ひとりが輝き、調和する社会へ。
いけばなに使用する生花は、同じ種類の植物であっても、二つとして同じ姿はありません。いけばなは、一つひとつが生き生きとした姿を現しながら、全体としての調和と美を大切にしています。
シキノハナでは、人間社会も同様に、一人ひとりが日々生き生きと暮らしながらも、家族や職場、地域社会などのコミュニティ、人と人とのつながりや調和も大切なことと考えます。生命の個性と尊厳、そして調和が守られる社会は美しい。そのような社会づくりを後押ししていきます。
シキノハナの名の由来について
シキノハナLabは、シキノハナが運営するWebサイトです。
シキノハナ…漢字で書くと「四季の花」? 「(儀)式の華」? それとも「子規の花」だったり?!
言葉は、その受け手に委ねられるもの。
だから、答えは一つではありませんし、あなたがそう思うならばそれが正解です。
もう数年前のことになります。
大好きだった父が突然他界しました。
葬儀の前に母がふと「お父さん、アジサイが好きだったから飾ってあげよう」といって、庭で父が大切に育てていたアジサイの中から数本を選び、素朴な花瓶にさして祭壇の前に供えました。
祭壇は、見事な菊で飾られていましたが、父と母の長年にわたる生活の営みと愛情が、そのアジサイには込められていました。

あなたの好きな花は何ですか?
あなたの大切な人の好きな花は何ですか?
一人ひとりのシキノハナに寄り添いたい。そのような思いで名づけました。