いよいよ桜の開花期が到来! 三寒四温の続く日々ですが、ぽかぽか陽気の日曜日に散歩を兼ねて、六義園を訪問し、都内屈指の桜として名高い枝垂桜(シダレザクラ)と春の日本庭園を楽しみました。

 六義園は、東京都文京区駒込にある都立公園です。面積は約87,000㎡と、東京ドームの約2倍。春の枝垂桜と秋の紅葉が有名で、その時期には都内外から多くの人が訪れます。入り口に行列はできますが、入場してしまえばそこまで窮屈には感じません。入場券はオンラインでも購入できるので、入場列を見つけたら、筆者はその場でスマホを使って購入し入場しています。

 また夜間特別鑑賞のイベントも開催されており、日中は仕事で足を運べない社会人にとっては、仕事帰りに花見や紅葉狩りが楽しめる施設でもあります。今年のライトアップイベント「夜間特別鑑賞『春夜の六義園』」は2023年3月23日(木)~3月29日(水)に開催です。

 さて、目的の枝垂桜は、正門を入場してすぐのところに鎮座しています。枝垂桜に限りませんが、毎年、開花を喜べる木に出会うということは、ただ時間の流れを実感するだけでなく、年に一度の同窓会のような、なんだか温かくありがたい気持ちすらします。お互いに、無事に1年を過ごしましたね…と。どうか読者の皆さまも、身近な場所でそのような植物との交流を育まれますように。

正門側の広場の枝垂桜。多くの人のお目当てなだけに、ここだけは人が多くて撮影も大変..,
染井門側にある背の高い枝垂桜。少し離れてみると、ギボウシの黄色い花との対比がいいですね。
吹上茶屋近くのソメイヨシノはまだ咲き始め。こちらも楽しみですね。

 また、六義園では、桜のほかに、立派なコブシやギボウシの木があり、開花していて見ごたえがありました。ほかにも、椿や雪柳やたんぽぽ、初々しい青もみじなども。ヤマブキ、ツツジなどは、まだこれからといった様子でしたが、一日一日、開花の様子は変わりますので、園内で春の花を探すのも楽しい時間ですね。

園内では、コブシが目を引きました。立派な松とコラボレーション(笑)
愛らしい椿。園内には、いろいろな種類があります
芽吹きたての青もみじ。秋も楽しみ!

 枝垂桜がお目当ての方は、ぜひ今週中に足を運んでください!

六義園
所在地:東京都文京区本駒込6丁目16
開園時間:9時~17時(入園は16時半まで) ※夜間特別鑑賞を除く
入園料:一般 300円、65歳以上 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)