普段は身近にある花をテーマに、東京都文京区・台東区周辺を取り上げることの多い当サイトですが、春の行楽シーズン開始ということで、週末、日帰りで湯河原梅林に行ってきました。

 湯河原梅林は、神奈川県足柄下郡湯河原にある幕山公園に位置しており、約4,000本の紅白の梅が美しく咲き誇る梅林です。東京からはこの時期、臨時の特急やバスが増便されるため、およそ2時間で到着。温泉宿でゆったり一泊する人もいれば、その日の天候次第で日帰りプチ旅行を楽しむこともできる場所です。

 2月26日現在、梅の開花状況は7分咲き。斜面を登りながら進むと、梅のよい香りに包まれます。厳しさすら感じる梅の枝の線も、かっこいいです。いけばなでも使う花材ですから、実物を見ることは本当に大切なことです。

 また、ここは梅林を見下ろせる絶景ポイントがあり、周辺エリアも含めてハイキングコースになっているため、美しい梅の花や周辺の自然を思い思いに楽しむ人の姿が、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。

 梅の開花に合わせて、狂言や落語、舞踏や筝曲の演奏など、さまざまなステージイベントや売店などが並ぶ「梅の宴」も開催。期間は、2月4日(土)~3月12日(日)までです。梅ソフトクリームも美味しかったのでおすすめですよ!