タグ: いけばな小原流

顧客が支持する価値は何ですか?

初めての共同ワーク

先週土曜日は、10:30から17:00まで、
TOKYO創業ステーション丸の内で開催の「TOKYO起業塾」に
参加しました。

起業を考えている方たちとワークをする経験は、新鮮でした。
起業といっても、業種や形態によってあり方が全然違う…!
けれど、共通するのは「顧客」に支持されなければ
事業を継続することはできないということ。

自分の事業を発表して、質問やアドバイスを先生や受講生から
頂く機会があったのですが、
私の「生け花を、気軽に、安心して、体験できる場の提供」
について、ターゲットと合致する20~30代の女性たちが
「わくわくする」「ぜひやってみたい」と言ってくれたのは嬉しかったなぁ♪
新しい視点もいくつかご意見を頂き、自分もわくわくしました。
また、TOKYO創業ステーションの施策の様子も見ることができたので、
有意義な土曜日でした。

再び「いけばな」について考える

私は、「生活の中で花を飾る技術が身につく」ということが、
多くの人を引き付ける「いけばな」の根本的な価値だと、考えています。

それを見失うと、形骸化してしまうのではないか。
例えば「床の間がない」「和室がない」「和花が売っていない」
など、生活様式の変化に伴って、少なくとも私の習う
「小原流」の生け花は変化しています。

でも、そういうことも、世間にはまったく
知られていないのだろうな…と少し残念に思うのです。
もちろん、「伝承花」と呼ばれる伝統的ないけ方もあります。
けれども、そこでとどまっていない。

それを感じてもらうには、「花展」を見てもらうのが
一番よいですし、小さな作品の価値は、技術の習熟度とは別に
そんな点にあるのだなと思いました。
こと「花展」というと、見栄えのする立派なお作品を展示して、
「いけばな、すごい」「〇〇流、すごい」と思わせるのが、
とても一般的な展示のように思います。
でも、そうではなくて、少し目的の角度を変えて、
もっと生活の中で身近に飾ることのできる「いけばな」の魅力を
発信する機会があっても、面白いですね!
たまにはお店で、そのような展示もやってみたいです。

・いけばなは、楽しくて身近なものでもある
・花はリフレッシュできていいな

そんな感情をお客さまには抱いてほしいですし、
小難しい、圧の強い、イライラさせるような運営や発信は
避けようと思いました♪

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