2024年11月7日から、二十四節気のひとつ「立冬(りっとう)」です。
読んで字のごとく、暦の上では「冬」ということになります。

11月上旬で「冬」とは、少し気が早いと思われるかもしれません。
農耕を軸に季節を分類した二十四節気では、冬のはじまりは、いわば紅葉のはじまり。実りの秋が終わり、木の葉が黄色や橙色に変わって、やがては散っていくことで、冬の訪れが少しずつ目に見える形で実感できることでしょう。

季節の変わり目は昼夜の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい時期でもあります。木々だけでなく私たち人間も、冬を無事に乗り越えるための準備を心身ともに行う期間。厚手のコートやセーターをひっぱり出したり、身体の温まる食材を買い求めたりして、本格的な寒さに向けて備えていきましょう。
私は毎年ユニクロのカシミアセーターを愛用していますが、年によって品質に差があるように思います。安くはありませんが、それでも手の届く価格設定が良心的(というか革命的)な商品です。「今年の出来はどうかな」。食材のようにセーターの出来を思うのは、それはそれで楽しい時間です。

ちなみに11月7日は「いい鍋の日」。「11月=いい」「7日=な(べ)」の語呂合わせで、食品メーカーのヤマキが2001年に制定したそうです。寒さが深まり、温かい鍋料理が恋しくなるシーズンの始まりでもあります。鍋料理は簡単な調理で、旬の野菜やいろいろな食材が食べられるという意味でも、ぴったりですね。