今年は異常な猛暑が続いて、彼岸花の開花が遅れているという報道がありました。「巾着田曼殊沙華まつり」も、開花状況を踏まえて開催期間が延長になりました。(現状は10月9日まで)
彼岸花の別名「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」は開花期間が1週間ほど。温度が20℃を下回ると花茎が1日に10cm近くも伸びて、あっという間に開花を迎えます。見ごろを狙っていくのは仕事の都合などもあってかなり難しいのですが、私が訪れた週末は8分咲き。早咲きの花はすでに満開のような状態で、赤い花の連なる様子がとても美しく、幻想的でした。
彼岸花の原産地は中国大陸。その形状は独特で、花弁は丸まり、雄しべ6本、雌しべ1本が花の外に大きく突き出します。葉がない花というわけではなく、花の咲く時には葉がなくて、花の終わった後に葉が出てきます。
巾着田には、500万本の曼殊沙華が群生しています。湾曲したエリアの両脇が通路になっていることもあり、人がほとんど写り込まないできれいな写真が撮れました。近くを流れる高麗川(こまがわ)の河原の石が白く見えるところもあり、赤い花がよく引き立っていました。
見ごろの時期には入場料が500円かかりますが、整備費だと思えば・・・。もしタイミングが合うようでしたら、ぜひ、秋の花をお楽しみください。
巾着田 曼殊沙華公園
所在地:埼玉県日高市大字高麗本郷125-2
入園料:(曼殊沙華 開花期間 ※)高校生以上500円
※詳細は、こちらをご参照ください。