3月21日は、春分です。春分は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ同じ長さとなる日です。「春分の日」は、この春分が起こる例年3月20日または21日ごろに国民の祝日に指定されるもので、言葉としては馴染がありますが、よくよく考えてみると、天文観測により休日が指定されている、なんともユニークな休日です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句のとおり、冬の寒さはこの春分の日ごろまでで一段落し、徐々に落ち着いていきます。
なお、春分の日を挟んだ前後3日間は、春のお彼岸です。初日を「春の彼岸の入り」といい、最終日を「彼岸明け」といいます。花屋で働いていると、この期間はお墓参りや法要、ご先祖様に供えるお花を求めるお客さまが多くお見えになります。最近では、菊など定番の仏花ではなく、洋花や故人の好きだったお花をお求めになる方が増えており、時代の流れを感じます。目には見えなくても、相手に喜んでもらえるお花をお供えしたい…そんな気持ちをいつまでも大切にしたいものです。私も明日は、お墓参りへ行ってきます!
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